1.1.2 本当の自分(その6)
本当の自分が何であるのかを知るためには、「あなたが純粋に今最も興味のある領域に飛び込んで自分自身を進化し続ける」ということに集約されます。
ここで「純粋」に判断したかどうかという点はとても重要です。✳︎純粋=一点の曇りも無い
本当の自分が何であるのかを知るためには、「あなたが純粋に今最も興味のある領域に飛び込んで自分自身を進化し続ける」ということに集約されます。
ここで「純粋」に判断したかどうかという点はとても重要です。✳︎純粋=一点の曇りも無い
せっかく選んだ選択肢をやめてしまったのですから、一見すると時間・労力・金銭等の無駄遣いをしてしまったかのように思えます。しかし、それは大きな間違いであなたにとって沢山の成果を得ているという事を忘れないでください。
例えば、パソコンの操作が上手くなりたくてパソコン教室に通ったのですが思い通りの結果が出なかったとします。そこで、「思ったより上手くならなかった」で終わってしまうのではなく、「パソコン操作はイマイチだったけど、文書作成ソフトのWordで物語を作る課題は楽しかった」あるいは「パソコン操作はイマイチだったけど、表計算ソフトのExelで数字の分析をする課題は楽しかった」もしくは「スクールの内容そのものはイマイチだったけど、高校以来疎遠になっていた友人と再会した」など何でも良いです。
ここで重要なポイントは、いわゆる「失敗は成功のもと」とは異質のものであると認識してください。なぜなら、あなたが純粋に好きで選択している点でその他の事象とは違いますし、そもそもあなたがパソコン操作に適性があるか否かは、目標とする「あなたの進化」にとって失敗ではないです。失敗かどうかは、あなたも含めた誰かが勝手に判断しているものに過ぎませんから、ここでは何の意味もないことです。
職業、趣味いずれにしても未知の領域に第一歩を踏み出しました。一般的には仕事の成果であるとか趣味であれば上達具合に着目すると思います。それは、決して軽視するわけでは無いのですが、ここでは大した問題では無いです。そもそも、純粋に今のあなたが自分の好きな事、やりたい事を抽出して選択しただけですから、結果が伴うかどうかは当然別の問題ですし、知らない事をやるのですから結果が出ない方が自然と言えます。
さて、興味を持って始めて少し続けてはみましたが、「思っていたものと違う」、「上手にできなさ過ぎてつまらない」、「あっちの仕事(趣味)の方が楽しいのではないか?」などの不満が出てくる方もいると思います。その場合は、無理に続ける理由を探さずに一旦休憩してその気持ちに変化がないか確認して、確認できたら最初の選択肢とは一旦お別れして別の興味のある選択肢を取ります。当然ですが、最初の選択肢で上手く続けることが出来た方はそのまま継続します。
ここで継続できなかった自分を責めないでください。思い出してください。あなたが目指すべき本当の目標は、自分を進化させ「本当の自分」を見つける事です。
ここからは、現実世界の制約がありますから難易度が上がりますが、心配されなくても大丈夫です。
まず、趣味について選んだ方は開始するに当たって多少の反対はあったかもしれませんが、家計に大ダメージを与える等でなければ特に問題なかったのではないでしょうか。スクールに通う時間が無かったとしても、通信教育、テレビ、書籍、インターネット等、手段は沢山あります。まずは、どの様な方法でも良いので始めてください。ここでは、選んだ事を実行に移したという実績が重要です。
職業については、潤沢に預貯金がある例外を除いて、今すぐ会社を辞めるのは無計画すぎますので、なりたい職業の資格スクールに通い始める、スクールに行けない場合は通信教育、書籍等で情報を得るようにします。資格取得に限定せず、なりたい職業に就くにはどの様な手段があるのか明確にします。そして、たとえ1日15分でも良いので毎日継続的に時間を配分して対象となる職業における未知の領域を既知の領域に変えていってください。一見すると地道な作業ですが「本当の自分」を見つけるために大切な第一歩となります。